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「のし」の選び方

古来、日本では人生の節目ともなるさまざまな出来事が起こると、ともに喜んだり悲しんだりして、いろいろな形で相手を思いやります。それがご進物です。ご進物にはいろいろなしきたりがあり、複雑です。しかし、しきたりやマナーというのは、人と人とのおつきあいをよりスムーズにするために生まれたものであり、長い歴史の中で育まれてきた日本独自の伝統文化だと言えます。以下にご進物やお返しの「のしのルール」や「贈り方の注意点」をご紹介いたします。
年中行事
お年賀 母の日・父の日・敬老の日 お中元 お歳暮
慶事
出産 お七夜 初節句 七五三
入園・入学・卒業・就職 長寿 誕生日
暮らし
地鎮祭 上棟式 新築 引っ越し 開店・開業
栄転・昇進 定年退職 結婚記念日 お茶会
当選・受賞・受勲      
お見舞い
病気見舞い 陣中見舞い 災害見舞い
おくやみごと
仏式 神式 キリスト教 お墓開き 仏壇開き

のし

一般的にご進物の掛紙は「のし」と呼ばれていますが、本来は掛紙の右上の「熨斗あわび」のことを言います。また、紅白や黄白の紙ひものことを「水引」と言います。
また、お金を包む「金封」と「のし紙」では、表書きに違いがある場合もあります。
紅白蝶結

紅白蝶結

黄白結切

黄白結切

5本結切 熨斗なし

5本結切 熨斗なし

10本結切

10本結切

5本結切

5本結切

年中行事

  ご進物 お返し
のしの種類 のしの表書き 注意事項 のしの種類 のしの表書き 注意事項
お年賀 紅白
蝶結び
御年賀
御年始
7日までの間元日はさけ、なるべく三が日以内に     原則として不要。但し、御礼の気持ちは礼状で。
母の日
父の日
敬老の日
紅白
蝶結び
御祝
母の日おめでとう
ありがとうお父さん
       
お中元 紅白
蝶結び
御中元
暑中御見舞
残暑御見舞
関東以北は7月15日まで、中部以西は8月15日まで、中元期を過ぎた場合は「暑中御見舞」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞」     原則として不要。但し、お中元のやりとりをしていない人から届いた場合は礼状を出す。
お歳暮 紅白
蝶結び
御歳暮
御年賀
寒中御見舞
歳暮期を過ぎたら(年が明けたら)「御年賀」または「寒中御見舞」     原則として不要。但し、お歳暮のおつきあいのない人から贈られてきた場合は礼状を出す。

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慶事

  ご進物 お返し
のしの種類 のしの表書き 注意事項 のしの種類 のしの表書き 注意事項
結納前の仲人への
ご挨拶
紅白
蝶結び
御挨拶        
結納時、
または
その後の
仲人への御礼
10本結切 御礼
寿
       
結納、荷入れの日に
招かれた方が
ご当家に持参 するとき
10本結切 御祝        
引き出物 10本結切 寿 水引の下の段には両家の姓、または当人同士の名を連名で書く。      
結婚の御祝 10本結切 寿
御祝
挙式までの吉日の午前中に。 10本結切 寿
内祝
披露宴に招待しなかった人からお祝いをいただいた場合はお祝いの半額程度の品物を贈る。
婚礼前に近所への
挨拶回り(新婦)
10本結切 寿 新婦名か新婦姓(新しい姓でも可)。      
婚礼後に近所への
挨拶回り
(独立の場合)
10本結切 寿 新しい姓      
婚礼後に近所への
挨拶回り
(同居の場合)
10本結切 寿 新婦名      
婚礼後に仲人に 挨拶に行く時 紅白
蝶結び
御礼        
出産 紅白
蝶結び
御出産御祝
御祝
命名日の後、宮参り当日までに。宮参りは男児生後31日目、女児生後33日目。 紅白
蝶結び
内祝
命名
赤ちゃんの名前で宮参り当日までに。
お七夜 紅白
蝶結び
祝御七夜 生まれてから7日目。 紅白
蝶結び
内祝
命名
 
初節句 紅白
蝶結び
初節句御祝
御祝
遅くとも初節句の1週間前までに。 紅白
蝶結び
内祝 赤ちゃんの名前
七五三 紅白
蝶結び
御祝
祝七五三
男児は3歳と5歳、女児は7歳が一般的。 紅白
蝶結び
内祝 当日または当日前後。
入園
入学
卒業
就職
紅白
蝶結び
御祝
祝御入学
祝御卒業
祝御就職
それぞれの2週間以内。     原則として不要・但し、電話や手紙でお礼の心を伝えること。
長寿 紅白
蝶結び
御祝
長寿御祝
寿福
祝○○
還暦(61)
古稀(70)
喜寿(77)
傘寿(80)
米寿(88)
卒寿(90)
白寿(99)
紅白
蝶結び
内祝
寿
お祝いの日から1~2週間以内に。
誕生日 紅白
蝶結び
御祝
祝御誕生日
      原則として不要。但し受領と御礼の気持ちは礼状で。

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暮らし

  ご進物 お返し
のしの種類 のしの表書き 注意事項 のしの種類 のしの表書き 注意事項
地鎮祭 紅白
蝶結び
御祝儀
地鎮祭記念
神主へのお礼は「御神饌料」。棟梁など工事関係者に祝儀を渡すときは「御祝儀」。地鎮祭は基礎工事の前に行う。 紅白
蝶結び
内祝  
上棟式 紅白
蝶結び
祝御上棟
祝上棟式
棟梁など工事関係者に祝儀を渡すときは「御祝儀」。上棟式は基礎工事が終わり、柱や梁を組み立てたときに行う。 紅白
蝶結び
内祝  
新築 紅白
蝶結び
御新築御祝
祝御新築
新築披露の当日は避け、披露の日に間にあうように送り届ける。     新築披露に招待していたら不要。招待していない場合は「新築内祝」。
引っ越し 紅白
蝶結び
御餞別 品物の場合は引っ越しの荷作りが終わる前。     不要だが、引っ越した先から礼状を出す。
開店・開業 紅白
蝶結び
御祝
祝御開店
祝御開業
事務所開設の場合は「御開設御祝」。オープン当日、または披露パーティーの日までに贈る。     披露パーティに招待するか、「開店記念」の表書きで配る。
栄転・昇進 紅白
蝶結び
祝御栄転
祝御昇進
栄転の場合はあわただしいので、本人の都合を聞いてから。     不要。但し、お礼の気持ちは礼状で。
定年退職 紅白
蝶結び
御祝
御礼
本人の都合に合わせ、なるべく全員が出席できる日に送別会を開く。     不要。近況報告をかね礼状を出す。
結婚記念日 紅白
蝶結び
御祝
祝金婚式など
1年目 紙婚式
5年目 木婚式
10年目 錫婚式
15年目 水晶婚式
20年目 陶器婚式
25年目 銀婚式
30年目 真珠婚式
35年目 珊瑚婚式
40年目 紅玉婚式
(ルビー)
45年目 緑玉婚式
(サファイア)
50年目 金婚式
55年目 翠玉婚式
(エメラルド)
60年目 金剛石婚式
(ダイヤモンド)
紅白
蝶結び
内祝 記念品を贈ってお返しとする。
当選・受賞
・受勲
紅白
蝶結び
御祝 10日以内を目安として、なるべく早めに贈る。 紅白
蝶結び
内祝 1ヵ月以内に、半額程度の品物を贈る。
お茶会 紅白
蝶結び
御水屋見舞
御茶筅
松の葉
お茶会当日に持参する。      

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お見舞い

  ご進物 お返し
のしの種類 のしの表書き 注意事項 のしの種類 のしの表書き 注意事項
病気見舞い 紅白5本
結切
のしなし
御見舞 入院直後は避け、1週間ほどたってから。 紅白5本
結切
のし付
快気内祝
快気祝
いただいたお見舞の半分か3分の1程度の品を贈る。
陣中見舞い 紅白
蝶結び
陣中御見舞
祈必勝
  紅白
蝶結び
粗品  
災害見舞い つけない ------ のしはつけない。封筒の表書きは「御見舞い」。     不要。

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おくやみごと

仏式 ご進物 お返し
のしの種類 のしの表書き 注意事項 のしの種類 のしの表書き 注意事項
参列者へ配る   黄白結切
粗供養
御会葬御礼
 
お寺への御礼 黄白結切 御礼        
初七日 黄白結切 御供   黄白結切
初七日忌志
死後7日目ごとに忌日として法要するお返し
五七日 黄白結切 御供   黄白結切
五七日忌志
死後35日目。
七七日 黄白結切 御供   黄白結切
七七日忌志
満中陰志
死後49日目。関東では満中陰志はあまり使わない。
百ヵ日 黄白結切 御供   黄白結切
粗供養
百ヵ日志
死後100日目。
年忌法要 黄白結切 御供   黄白結切
粗供養
一周忌志
1周忌(満1年目)、3回忌(満2年目)
初盆供養 黄白結切 御供
御霊前
御仏前
初盆に供える。 黄白結切 粗供養
灯籠下ろし
 
打上法要       黄白結切
紅白5本
結切のし付

粗供養
50回忌で法要のお返し。(33回忌の場合あり)

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神式 ご進物 お返し
のしの種類 のしの表書き 注意事項 のしの種類 のしの表書き 注意事項
神社への御礼 黄白結切 御礼        
毎10日祭 黄白結切 ○日祭志

しのび草
死後10日目ごとに5回の祭祝をする、10、20、30、40、50の霊祭。50日祭で忌明け。 黄白結切
茶の子
しのび草
 
百日祭 黄白結切 百日祭志
死後100日の祭儀。 黄白結切
茶の子
しのび草
 
式年祭 黄白結切 ○年祭志
死後1、2、3、5、10、20、30、40、50年と祭儀を行う。 黄白結切
茶の子
しのび草
 
キリスト教 ご進物 お返し
のしの種類 のしの表書き 注意事項 のしの種類 のしの表書き 注意事項
教会への御礼 黄白結切 御礼   黄白結切 昇天記念
しのび草
 
  ご進物 お返し
のしの種類 のしの表書き 注意事項 のしの種類 のしの表書き 注意事項
お墓を
建てたとき
(生存中)
紅白5本
結切のし付
寿塔御祝   紅白5本
結切のし付
寿塔内祝  
お墓を
建てたとき
(死後)
黄白結切 建碑御祝 ※仏様に新居ができたと考え、めでたいことですが法要と重なる場合は黄白の水引で「御祝」を「御供」とします。 黄白結切 建碑内祝  
仏壇開き 黄白結切 開扉御祝 黄白結切 開扉内祝  
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